動物性高貴生薬−牛黄

牛黄 の製剤・・・
命を養う「上薬」
■■■■■■ 牛黄は、牛の胆嚢や胆管中に稀に発見する「胆石」を乾燥させたもので、「上薬」(命を養う薬)に類別されています。 ■■■■■■
牛黄−Index

牛黄とは
 
牛黄の歴史
 
牛黄は何に効くか


牛黄の製剤
牛黄を配合した薬には 「六神丸(ロクシンガン)」、「牛黄丸」、「至宝丹(シホウタン)」、「牛黄散」など、いろいろ な生薬と配合して用いることが多いのです が、最も相性の良い生薬は人参だとされて 、 います。北斉(ホクセ)イ時代 (6世紀) の徐之才(ジョシサイ)とい う人が著した本草書にも「牛黄は人参が使 となす」と記されています。これは人参が 牛黄の薬効を増強するということで、この 組合せは極めて有効なようです。  生薬の研究は、その構成成分が複雑なた め、合成薬のように簡単には説明できない ところが多いわけですが、分析技術や薬理実験方法などの開発とともに少 しずつその全容が明らかになり つつあります。牛黄の研究はそ の佃格の高さもあってか、まだ 緒についたばかりと言ってもよいでしょう。しかし、動物性生薬の特徴と して少量で著効を表わすことから、今後の 研究に期待がもたれています。 生薬は古代より臨床適用を重ねて、取捨 選択された貴重な資源です。大切にしたい ものです。

牛黄が主成分の薬
 日水清心丸
 牛黄清心丸
 霊黄参

 
金時しょうが
ナガエ薬局